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がんは早期発見できれば完治が可能な病気です。

実際、がんは時間経過とともにどのように進行していくのでしょう。


《がんの誕生》

人の体の中では毎日何千個というがん細胞が生まれています。
驚くべきことですが、体の内外からの様々な刺激、または自然な加齢により異常な細胞が生まれ
がんのもととなるのですが、私達の体に備わっている免疫細胞(リンパ球)によりこのがん細胞は
すぐに「異物」と認識され、たちまち攻撃されて壊されます。
そのお陰で私たちは何事もなかったかのように健康を保っていけるというわけです。


《免疫細胞の働き》

manこのように頼りになる免疫細胞ですが、常に最強でいられる
わけではありません。

無理な生活習慣やたばこ、アルコール、精神的ストレスなどで
免疫力は弱められ、ある時がん細胞を死滅させることに失敗
してしまいます。

こうしてうまく危機をのがれたがん細胞はだんだんと数を増や
して行きますが、もともと私たちの体の細胞の一部であるため
に目立ちにくく、増えても私達も異常に気づくことができません。
私達が自分の異常に気づいた時には、がんはすでに大きな塊となって免疫細胞はもちろん太刀打ちもできず、体のあちこちにがん細胞が散らばっている状況となれば治療もイタチごっことなり、治癒できなくなってしまうのです。
とにかく初期に病気を見つけることが何よりも大切なのです。


《がんの成長》

1個のがん細胞から始まったがんの成長は、その大きさが何らかの検査に引っかかる5ミリになった
段階で1億個の細胞に増えています。
1億とは恐ろしい気がしますが、1個から5ミリになるまで10年~20年かかると言われます。実に
ゆっくりなんですね。
その後1センチの大きさになるまでにまだ5年~7年以上かかるので、まだそれほどではありません。
ところがその後が速く、2センチになるまでに1年~5年しかかかりません。
たとえば乳がんはたった3回の細胞分裂でこの大きさになり、かかる時間は1年半ほどです。


直径1センチの腫瘍の細胞の数は10億にもなり、5ミリの1億と1センチの10億ではがんの増殖
スピードがとんでもなく違ってくることがお分かりと思います。
このように、がんはその大きさとともに爆発的に細胞分裂をしていきます。
その時に、正常細胞の何倍といわれるエネルギーを必要とするために、がんが進行すると体が痩せ
てしまい、本来の体が必要とする栄養を取り込むことができなくなってしまうのです。


《早期発見が治癒のカギ!》

がんは早期発見さえ出来れば5年生存率90%を越えるものが多く、これは完治につながるものです。
年に1回の検診の手間を惜しんで健康を手放すことのないよう、しっかりと健康を守りましょう。